そんなあたしの答えが、果歩には皮肉にしか聞こえなかったようで。 果歩はあたしをキッと睨むと、再び問題集を取り組みはじめた。 「…ま、いいけど。 それより結愛、あんた先輩とはどうなの??」 『先輩ー??』 それ、あたし的にはかなりエヌジーワード。 いや、“あたし的”じゃなくて、果歩にとっては、かな。 『ちょっと、聞いてよー。』 あたしの長ーい愚痴を聞かなくちゃいけなくなるし。