オフィスの隅、
来客用に仕切られた空間の中で

私と
経理部主任 
小泉雅人(コイズミ マサト)の
唇が重なりあう


「…っふん…っぁ」


すでに、
片手で私のブラウスのボタンを
外し始めた


「主…任っ…、ダ…メっ…」


主任の身体を引き離そうと
スーツの袖を押す


それでも、

私の力なんて及ばず…


私の後ろにあった
ソファーに
身体を押しつけられた


「主…任っ! 
誰か…来るっ…」


すでに私の首筋に顔を埋めてる主任を
必死になって引き剥がそうとしてる時、


廊下をバタバタと靴音を鳴らして誰かが駆けて行く音…


「誰も…ココには、来ない…
気にすんな…
すぐに気持ち良くしてやるから…」