年上彼女


バスルームを出て

リビングに戻ると…


俺が、シャワーを浴びてる間に
父さんも帰って来たようで、

父さんと茉由子と青山が
談笑していた


おいおいおい

もー、仲良くなったのかよ…


あのカタ物青山が…


「あぁ、一真、
残念だったな、でも、まぁ、
イイ経験になっただろ」

ビールを片手に
横に座る母さんの肩を抱いてる


まぁったく、
青山もいんのによー


「まぁな…
最強の俺でも、
そーゆーコトがあるってコトさっ!

あー、ハラ減った!
ちゃんと俺の分、あるよなー?」


いつも座る場所と違うスペースに
座り、違和感を抱きながら、
母さんお手製の
海鮮ちらし寿司を頬張る


先に食べてしまった
父さんと茉由子と青山は、
相変わらず話が弾んでる


茉由子に
目元や口元を緩めた優しい表情を
投げかける青山


青山の
冷たい表情しか見たことない俺は、
食べながら、
様子を眺めてた



へぇ…

青山も、そんな表情するんだ…