抵抗するように 彼女が男の胸元を叩く だけど、 男は、唇を離すどころか、 よりいっそう 彼女の唇に 自分の唇を押し付けている それも、 角度を変えながら、 だんだんと激しく… 抵抗していた彼女も、 次第に 腕を男の背中に回し、 男のキスに 酔いしれてる… 男は 片手で彼女の後頭部を支え、 そして、もう片方の手は 彼女の巻髪を 弄んでいる… それも、 彼女の表情を見ながらだ… なんだ…アイツ… 誰も来ないのをいいことに 彼女の唇を、髪を 弄ぶ、そのオトコに 怒りさえ覚えた