「お、一真、おかえりぃ

で、茉由子、見つかったのか?」


“あぁ”
と、頷きレジに入る


「なんだ?
何か、不機嫌そぉだな?」


「あ、あぁ…」


俺は、翔平に
茉由子と青山が
付き合ってるコトを言った


「マジかよ!
茉由子と青山かよ!

なんか、釣りあわねぇなぁ」


両手を組みながら
考え込む翔平…


「ひょっとして
あっちの相性が良かったのかもなぁ…」


「はぁっ?!」

レジの後ろの
棚にタバコを
補給しようとしたが、
ポロリと手が滑って落ちた


「マジかよっ!!

茉由子、まだ中3だぞっ!

それに、あの青山だぞ、カタ物、冷血青山!」


「一真、
別に中3で、バージンじゃないヤツ
世の中いくらでもいるだろ?

一真は、オンナのコトわかってねぇからなぁー」


ふふん、と鼻を鳴らし
俺に得意そうな顔をする


ハァ――

うそだろ?

マジで?

えぇ?

俺は
がっくりと肩を落としながら、
自分に問うていた