年上彼女


「えーっ!?

ホントなのっ?!一真っ!

どーりで…
最近の茉由子の様子が違ってたのよねぇー

そうなのねぇー

一真の同級生と…

ふーん、そーなの、そっかぁー」

ふんふんと、首を縦に振りながら
自分で納得しながら
リビングのソファーの周りを
グルグルしてる


って、母さん
そんな、
感心してる場合じゃないと思うんだが…


そうこうするうちに

茉由子と青山が玄関に入ってきた


「ただいまー」


リビングにいた俺と母さんは、
ダッシュで玄関に向かった



「こんばんは
はじめまして
青山勝哉といいます

剣道の練習をしていて
夢中になっていたら、
こんな時間になってしまって…

遅くまで茉由子さんを
引きとめて申し訳ありませんでした」


母さんの前で
深々と頭を下げる青山…


「まぁまぁ、
そんなにかしこまらないで…
頭を上げて下さいよ

きっと、茉由子が引きとめたんでしょー
ゴメンなさいねー

良かったら、
お茶でもどーお?」

ニコニコと
笑顔を青山に向けた

母さん
なに、お茶、とか呑気なこと言ってんだよ! 全く!


「いえ、もう遅いですし
ご迷惑になりますから…

これで失礼します

おやすみなさい」

また、頭を下げて
クルリと向きを変え玄関を出て行った


はぁーーー


なんか、

今日は、オレ、疲れた…