年上彼女


「はるか…」


流れる涙を
一真の唇で拭ってくれる…


私を胸の中に引き寄せ、
ギュッと抱きしめてくれる…


「言っただろ?

俺は、はるかの傍にいる、って…

俺も、一緒に
はるかの病気と闘うよ

それに、
おじさんの病院、
名医いっぱいだし、
設備揃ってるし、
何も心配することなんて、ないよっ

俺だって
毎日、はるかの顔見に行くし、

それじゃ、ダメか?」


俯く私の顔を覗き込む

そして、
私の頬を両手で包み込み…