年上彼女


「はるか…

俺、どんな結果でも
はるかを受け止めるよ

俺、まだ高校生だからさー
信用ナイって
言われたらそれまでだけど…

でも、
俺は、はるかが大切だから…

ちゃんと、
俺に、甘えてよ…」


私の両手を、
捻挫してない右手で
ギュッと包んだ


「一真…」


知らぬ間に、
一真の手の甲に
涙を零してた


「はるか…
辛かったら、泣いていいから…」


一真の首に両手を回し、
瞳の奥に
溜まっていた涙を流した