年上彼女


廊下に出ると

頭を項垂れて
廊下の長椅子に座ってた一真

うとうとと、首が揺られてる

バイト、
毎日、遅くまでだから
疲れてるんだね…

そっと、
一真の横に座り、
肩に頭を凭れた


「…ん?

あ、終わったのか?」


目を覚まし、
私の肩を引き寄せる


「うん…」


「で?、なんともなかっただろ?」


「……」


私が何も言わないことに
疑問をもったのか…


立ちあがり、
私の前に移動して、
座る私の目線の位置に合わせ、
一真が床に膝をつく