「ふふ、2人とも、
もー、ラブラブねぇー

おかーさん、
一真に彼女が出来て、
嬉しいわぁー

あ、だけど!

一真!
進路もちゃんと、決めなさいよ!

哲弥くんから、
この夏休み中、
決めさせてくれっ!って

電話あったんだから!

バイトも、いーけど
ちゃんと、考えておくのよ!」


「はいはい、
わかってるってー

それよりさー
いい加減、2人きりにしてくんね?」


自由が効く右手で
追い払うように、
手を前後に振った


「わかってるわよ、
くれぐれも、はるかちゃんに
ヘンなコト、しちゃダメよっ!」


そう、言いながら
一旦、家に戻る、と言い
病室を出て行った

母さんの小言は
家だけにしてほしーぜ、全く