「なんだぁ? 朱里、一真の彼女がそんなに、気になんのかぁ?」 「ったくっ! これだから、翔平はデリカシーないんだからぁ」 茉由子が翔平の頭をバシッと叩く… 「啓太! 朱里ちゃん、連れて ちょっと、外行ってあげてよ」 「あ、あぁ…」 俺のベッドの周りで 好き勝手にコトが運んでいくぞ? 「おいおい、 一真は、一応、病人だぞ、 個室だから、いーけど、 ここが病院だってコト、 忘れるなぁ」 知らぬ間に、 勝手に備え付けのソファーに座って 冷蔵庫のペットボトルの飲み物を 飲んでる隼人おじさん