「おい、翔平、
ドリンク、補充しにいくぞ」
「なぁ、一真ぁ
コンビニって、こんなに忙しいのか?」
ドリンクの棚の裏側に回り
2人で補充してると
すでに、イヤ気がさし始めた翔平が
俺に向かって言った
「あー、今日は金曜だからなぁ
それに、このコンビニの立地は
すぐ側にオフィス街があるからな、
サラリーマンやOLが
帰りに寄ったりするんだよ
いーぞ、別に、イヤならヤメても…」
不服そうな翔平が
一気に否定をする
「別に、ヤメるなんて言ってねーよ、
俺、今、金貯めてぇし…」
ははーん、オンナだな…
「ま、頑張れよな」
ドリンクを補充し終わり
翔平はレジの応援へ
俺は、店内の陳列整理に戻った
そして…
俺の人生を
変えてしまう出逢いが
この後、
起ころうとしていた

