年上彼女


無我夢中で、
彼女の身体に腕を伸ばし、
抱えるように
彼女の身体を包みこんだ…


のは、良かった…けど…


そのまま…


階段を転げ落ちた…


就業時間を過ぎていたからか、
ロビーに、社員さんらが
いたのは、目に入った


ガヤガヤと、
転げ落ちた俺たちの周りに、


人が集まる


彼女は…?


両腕で抱える彼女の顔を確認した直後…


俺は、意識を失った…