年上彼女


「ぉはよーざーぁーすっ!」


コンビニの裏口から入り、
タイムカードを押し、

コンビニのロゴが
デカデカと背中に入った制服を羽織ると、

少しドアが開いた
休憩室から聞こえる声に
俺は気付いた

そっと、
隙間から覗いてみた…


「あ…」


入り口の方を向いた
中のヤツと目が合い、

ソイツが、ニヤリと口元を上げた


「じゃぁ、今日からよろしく

松本くん!」


「はい、よろしくお願いしますっ!!」


わちゃーーーー!


マジかよーー!


翔平のヤツっ!!


店長と、翔平が休憩室から
出てきた


「あぁ、ちょうど良かった
市居くん、
今日から入ってくれる
松本くん、
君たち、同じ高校なんだってな、

松本くんに、
いろいろ教えてやってくれな、
よろしく」


「あー、はい」


店長の隣で
さっきから
ニヤニヤしてる翔平…


はぁー


なんか…

これから大丈夫か…俺…