年上彼女



「今、ウチ、兄貴がカノジョ、
連れてきてんだ…

ワリィけど、
お前の部屋…

泊めてもらいたいんだが…」


言い終えると
俺に頭を下げた


「お、おい

俺に頭なんか、下げなくっていいからっ

いくらでも、
俺の部屋くらい使えばいーよ

ただし…

散らかってるから
片付け、手伝えよ」


頭を上げた青山は、
ホッとした表情で
ソファーに凭れた



でも…


あの青山が
バツが悪そうに
俺に頭を下げたなんて、
剣道部の部員、皆、
信じらんねーだろうな…