夢みたい。
いや、完璧に夢のような気がしてきた。
「俺の気持ちは絶対に叶わないと思ってたけど、こんな展開もあるんだな」
「あたしもその言葉、そっくりそのままお返しします」
「てか、瑞希の事はどうなんだよ。好きだったんだろーが」
「いや、それがですね…。今までのあたしの気持ちはバレバレで、しかも抱いていた恋心はどうやら勘違いだったみたいで…」
抱きしめられている。
そして、両想いという事が発覚して、大好きな人の腕の中に居て。
これってきっと、奇跡だ。
「これからは、お前の照れてる顔も、泣いてる顔も、全部俺が独り占めしていいか?」
「な…ななっ…!?」
「ま、嫌だと言ってもするけどな」
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