生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。




翌日、小杉春流の処分が瑞兄を通して、あたしの耳に入ってきた。


もう少しで夏休みが始まるという事もあり、とりあえずは無期停学という事らしい。


だけど、退学という大きな壁が迫っている以上、あたしものんびりしていられない。




「小杉春流…助けてくれて、ありがとう」




誰も居ない屋上で、自宅で謹慎しているであろうアイツに、素直に感謝の気持ちを伝えてみる。


本人には伝わっていないけど。




「だけどね。あたしはこういう性格だから、やられっぱなしはイヤなんだ。だから、なんとしても、救ってみせるから」




無限の青空に広がる雲を掴むようにして、あたしは拳を突き上げる。それは、あたしの決死の思いが詰まっている。


まずは、犯人探しからだ。


小杉春流を突き落とした、写真を撮った犯人を―――




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