1、 …2、 …3、 …4、 …5、 …6、 …7、 …8、 …9、 …10……… 10秒間、ただただずっと澤田さんを抱きしめた。 大きく息を吐いて体を離すと、私の目の前には、彼女が泣き腫らした目と同じくらいに真っ赤に頬を染めた澤田さんの姿。 「先……ぱ……?!」 「これからも、私と話してくれる?」 「も…勿論です!」 コクコクと首を縦に振る澤田さん。 良かった。 大きな仕事をやり終えたような達成感で、口元が緩む。 妙に疲れきった笑顔で私は、 「ありがとう」 と、そう言った。