榊の後ろに、数センチ身長の高い、明るい茶髪が見える。 「架……月……?!」 榊が蚊の鳴くような声で、慌てたように言う。 「そんなに俺の告白見て嬉しかったか?」 うっすらと口元は笑っている。 が、目が全く笑っていない。 「いや……。そういう訳じゃ……ない……が」 そう言い終わった後。 「満原」 私の右手を持って、走り出した。 は? 「ちょっ……」 ちょっと待ってよ! ええっ?!