今思えば、その日は厄日だったのかもしれない。 私は五月蝿い2人を放っておき、鞄を取りに行こうと、教室へ向かった。 それが間違いだった。 頭の中には“後悔”という2文字の波が押し寄せてくる。 あの時、鞄を持って部活に行っていれば。 あの時、教室に鞄を取りに行かなければ。 あの時、家に帰っていれば。 あの時、彼に会わなければ。 こんな目に遭わなかったんだろう。 *告白メヌエット*