そしてそのまま一時舐められ、“チュッ”というリップ音とともに指先は歩くんの口から離された。 「これが答え。分かった?」 「……う、うん」 嘘。分かってなんて、まったくない。 何が起こったかも分からなくて、顔が熱すぎてもう…… 「……ゆき」 「ふぇ??」 いきなり歩くんは私の名前を呼んで、何を思ったのか私の唇を優しく撫でた。 あ……もうダメ。 「わ、私、用事があるんだった!!」 大きな声でそう言って、私は歩くんから顔を逸らす。