「ガラスとか触って、怪我なんてしたらどうするんだよ?ゆきは、適当に座ってて」
「え、でも……」
この言葉が、歩くんの優しさだってことは分かってる。
でも、私一人だけボーっとしてるって言うのもなぁ……。
「大丈夫!私、ガラスで怪我とかするドジしたことないし!!」
「でも……」
「ね?歩くんが私のこと心配してくれてるってことは分かってるけど、歩くんのお手伝いがしたいから…。ダメ、かな??」
そう言って笑うと、歩くんは少し驚いた顔をして……
何故か顔を真っ赤にして、歩くんは私から顔を逸らした。
「??」
「じゃあ、そこらへん…ホウキではわいててよ」
「あ、うん」



