「なに?お前たちって、まさかそういう関係なわけ??」 佐野先生が目を細めて、私と歩くんを交互にみる。 いや、いやややや… 「違います!私と歩くんは…」 「あれ山崎?“時東くん”から“歩くん”に変わってね??」 「それ…は…」 なんて説明していいか分からず、あたふたと手を動かす。 ど、どうしよう……まさか、恋愛授業のことを話すわけにもいかないし……