コロコロ コロコロ サッカーボールが、科学室の中をコロコロと転がる。 山崎は俺がとっさに抱きしめたから、ガラスはなんとか避けれたらしい。 見たところ、怪我はしてないようす。 「……何で、サッカーボールなんて飛んでくんだよ」 側に転がっていたサッカーボールを拾い、周りに散らばったガラス破片を見つめる。 これ、早く片付けないと危ないよな……。 だけど、俺がそう思った瞬間、 科学室のドアが、ガラリと、勢いよく開いた。