山崎と俺の間に、なんとも言えない気まずい空気が漂う。
そんな空気を打破しようと冗談を山崎に向かって言ってみるも…
「ああああの、私なんてまったくお金稼げませんよ!?
それに私、好きな人がいるからそんな悪事に手を染めるなんてこと……」
俺の冗談は山崎にはまったく伝わらず、意味不明な回答が俺には返ってきた。
……なんだよ、悪事って。
このままじゃ、なんだか俺が悪者みたいじゃないか。
そう思い、なんとか話題をかえようと俺が口にした言葉は……
「ま、山崎があのサッカー部の長瀬が好きなのは知ってるしな」
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