そんな山崎が、どうして俺が告白されている現場を覗いていたのか。


聞けば、

試験管がたまたま転がってそれを拾おうと机の下に潜り、
さあ出ようとした時に俺がちょうど告白されて出て行きにくくなったらしい。


山崎はさすがに告白現場を覗いたことを悪いと思っているのか、

顔を少し伏せて申し訳無さそうに眉をひそめた。