「み、みんなは歩くんのこと誤解してるよ!歩くんは凄く優しいんだから!!」 「ふーん、時東くんのどんな所が優しいのゆき?」 「え?えーとね」と言って、少し考える様子を見せる山崎。 「例えば、帰りは絶対に鞄もってくれるし、 道端でこけないようにって手を繋いでくれるし。 朝はちゃんと目が覚めるようにってホッペにチュッてしてくれて、 この前歩くんのお家に行った時なんかは―――」