「……歩くん」 「なに?」 優しく、優しく。 甘くとけるような声で、ゆきに問いかける。 「………好き」 甘い、甘い。 ゆきの言葉が耳に響く。 「よく言えました」 さて、これで俺とゆきは晴れて両思いになった。 よし、じゃあこれでゆきとイチャイチャできるな。 そう思ってゆきにキスしてたのに、途中、佐野先生が乱入。 「もう時間も時間だから、早く帰りなさい!!」 まったく。 ゆきと俺の甘い時間を邪魔しやがって……。