私をからかう紗季ちゃんに泣きつきながら、私は紗季ちゃんと一緒に教室に入った。 すぐに授業は始まったものの、時東くんのことが気になって集中できなくて…… やっぱり今日、返事しなきゃダメだよね。 あーもう、ハッキリしろ自分!! 「……でも、きっと時東くんに恋愛を教えてもらわなきゃ、いつまでもこのままだよね」 このままウジウジしたままで、素敵な恋愛なんてできないまま… そんなの嫌だあああ!!!