「藍沢くん、歩くんがまだ学校の中にいるってこと教えてくれたし…… それに前、私がこけちゃった時ハンカチとか貸してくれたから」 「あ、あれは……別に」 藍沢くんは少し顔を赤くして、私からフイッと顔をそらした。 あ、照れてるのかな…? 「じゃあ、私歩くん探しに行ってくる。じゃあ……」 「……まって山崎さん」 「えっ?」 歩くんを探しに行こうと足を動かしたら、藍沢くんがいきなり私の腕をつかむ。 そしてグイッと、思い切り引っ張った。