ピンポーン… 「………ん、ぁ?」 パチリ、と目が覚める。 今、玄関のチャイム鳴ったよな……? そう思いながら部屋の時計を見てみると、時計の針は午後5時をさしていた。 「……誰…?」 両親は仕事で、今家にいるのは俺一人。 「……俺がでるしかない、か」 仕方ないと思いつつ、俺はベッドから降りて玄関に向かった。 そして、その玄関にいたのは… 「ああ、あの、山崎です。歩くんのお見舞いに来ました」