――キーン コーン そんな風に、放課後になるチャイムが学校中に鳴り響いた。 「じゃあねゆき。頑張って!」 「うん、またね紗希ちゃん!!」 私はそう手を振って紗希ちゃんと別れ、鞄をギュッと握りしめて…… 「よしっ!」 科学室に向かった―――…