「じゃあ今から、ケーキ屋巡りにレッツゴー!!」 「えぇ!?今から!!?」 「もちろんよ!あ、あんたを勇気づけてやったんだから、ケーキ一つぐらいおごりなさいよね」 「えー!?」 そんな会話をしながら、私と紗希ちゃんは二人で街中に走っていった。 大丈夫。 もう、大丈夫。 そりゃ、まだ怖いし不安はたくさんあるけど…… この気持ちを心の中にため込んじゃダメだって、思うんだ。 だから―――…