「確かに、前だったらこんなに普通に話せなかったもんね」 きっとこれは、歩くんの恋愛授業のおかげだ。 だからこうして、私は長瀬くんと普通に話せてる。 前だったら凄く緊張して、一緒にいるだけでも心臓バクバクだったのに…… 「……あれ?」 でも、この頃は…… 歩くんといると、上手く話せなかったり……? 「??」 「よお科学部諸君!部活やってるかい??」 ガララッ!といきなり科学室の扉を開けて、いきなり佐野先生が入ってきた。 そのせいで、さっき何を考えていたのか忘れてしまう。 あれぇ??