「じゃあ、行く?課外授業」 俺とゆきの服もだいぶ乾いた所で、俺はそう言ってゆきの手をつかんだ。 そして、いろいろあったけど始まった課外授業。 だけど、その授業にはすぐに亀裂がはしることになる。 「―――ごめんなさいっ!」 突然だった。 突然そう言って、ゆきは繋いでいた俺の手を振り払ってかけだしたんだ。 え……? いきなりのゆきの行動に、胸がキュウッと苦しくなる。