「……ふ〜ん。全部否定しちゃうんだ」 「え?歩くん…」 ふと歩くんの声が聞こえてきて、その声が聞こえてきた方を見る。 そしたら…… 「歩……くん?」 もの凄く不機嫌な顔が、そこにはあった。 「ごめんごめん。今の冗談だから、長瀬も気にしないで」 「あ、冗談なの??」 長瀬くんはキョトンとして、私から離れていく歩くんを見つめている。 冗談……? 「歩くん、今のは……」 「……明日」 “課外授業、来なくてもいいよ”