―――季節は、冬まぢか。 キーン コーンと放課後になるチャイムが学校中に鳴り響いと同時に、 私、山崎 ゆき(ヤマサキ)は鞄を持って、ガタリと席を立ち上がった。 その瞬間に、「ゆーき!一緒に帰ろ??」という声が後ろからかけられる。 「あ、ごめん!部活行かなきゃ」 「えー、またぁ??」 そう言って、私の友達の紗希(サキ)ちゃんはブーッと私にブーイングをした。 誘ってくれたのは嬉しいけど、でもなぁ…… 「どうせまた、長瀬くんでも見に行くんでしょ??」