ゆきと藍沢は先に帰り、俺は一人で科学室に残った。 まあ、今日実験で使った器具とか片づけたかったし…… そう思うも、藍沢がゆきの頭を撫でている光景が頭に浮かぶたび、器具を片付ける手がピタリと止まる。 「……今日は、もう帰ろう」 こんなんじゃ、全ての片付けが終わるのは何時間後か分からない。 また明日やればいい。 そう思い、さあ帰ろうかとした時…… ゆきが、いきなり科学室にやってきた。