ザッザッと、あの女の子たちの足音が近付いてくるのが分かる。


あ、歩くん…いったいどうするつもりなんだろ??


「……我慢してろよ」

「え?」


いきなり歩くんはそう言ったと思ったら、グッと顔を近付けてきて、私を覆うようにギュッと抱きしめた。


そして私の制服のボタンを、“プチン”と一つ外した。


「………」


もう一度、今度は声に出して叫んでもいいですか??