翔「棗」


翔希が教室の隅でいじけていたのが直って来た。


翔「ちょっといいか?」



俺等は授業をサボって屋上に来た。


翔「やっぱりアイツかな」


棗「多分な」



翔希が言ってるのは俺の元カノのことだと思う。


棗「俺が居ないときは李真のこと頼むな」


翔「アイツ等にも言った方がいいか?」



アイツ等と言うのは俺達の族の幹部達のことだ。


棗「いやアイツ等まで動いたら他の族にばれるかもしれない」

そうなったら李真が狙われてしまう。


翔「やっぱり棗、李真ちゃんのことが好きなんだ」



・・・・俺が李真のことを・・・・・・