「……朝陽っ!!」 まずは5組へ乗り込む。 「おい!まだホームルーム中だぞ!」 と、5組の担任にお叱りを受けるが今はそれどころじゃない。 朝陽は俺の顔をじっと見て、 ゆっくりと頷いてみせると 「ホントに?!」 と、今までに聞いた中で1番大きな声で言う。 「ああ、マジだ」 「……やったー!!」 これまた大きな声で叫ぶ朝陽。 クラスも担任もキョトン顔。 それをお構いなしにハイタッチを交わした俺たちは1組へと走り出した。