会社に 着くと、
既に、佐々木さんは 出社していた。


来てた!
よかった…。


そう喜んだ瞬間、佐々木さんが 怒っていないかが、気になりはじめた。


目があわない午前中は、長い長い時間に感じた。


けれども、それでも あたしは 幸せだった。


なぜなら、好きな人が そこに居るからー。
佐々木さんが そこに居てくれるからー。


そう。

佐々木さんが 居るだけで ワクワクする。


それだけでも 幸せなんだ。