狼クン達のオリの中【完】

「でもね?
オレは悪魔じゃないよ?
そんなかわいそうな君を追い出そうなんて、思ってない。
君のお父さんとうちの親は、友達らしいし。
うちは、先祖代々からのお金持ちだし」


綺麗な瞳に同情の色を浮かべる。



「ただ・・・」

「ただ?」

綺麗な瞳に魅せられて、心に一瞬隙ができる。



それを見逃さず、彼は言う。


「君がなんの働きもしないのに、うちに住んで、学費の面倒もみてもらって、心苦しくないかな・・・って心配でさ」

「え?」