狼クン達のオリの中【完】

キョトンとするあたしの横。


綾瀬涼が、頭に手をのせ、伸びをする。



「厄介なのが来たな。
昨日の腹いせに、薫が呼んだんだろうけど・・・」



「厄介って・・・。
フィアンセなんでしょ?」



見上げる綾瀬涼は、手をあたしの頭に移し、ポンポン軽く叩く。



「あーあ。
心配そうな顔しちゃって。
気にするなって。
オレが気に入ってるのは、君なんだから。
ね?
メイド服の似合う由梨ちゃん?」



言い終わると、プっとふきだし、大笑いする。



って、綾瀬涼!!
どこまで上目線なんだ~!!!





でも、でも。


フィアンセの登場に、あたしの胸は、ちょっと・・・チクチクします・・・。



これから、どうなっちゃうの?

生まれたばっかりのあたしの・・・恋。