狼クン達のオリの中【完】

躊躇するあたしを見て、綾瀬涼の体から怒りのオーラがほとばしる。



まずい!
お怒りデスか!?



あたしはあせって、引っぺがすようにジャケットを脱がす。



「君さ・・・。
もっと、ムード出して脱がせられないわけ?」



綾瀬涼がチっと舌打ちをして、嫌な顔をする。



「せっかくのこの状況をもっと楽しまないと・・・」



細く長い綺麗な指を、あたしの顎にあてる。



「君もそう思わない?」



瞳に浮かぶ甘いきらめきに、心を奪われ。



「今度は、もっと上手にできるね?」



思わずコクリとうなずいてしまう。