狼クン達のオリの中【完】

「君さ・・・・。
オレの言うこと聞けないわけ?」



綾瀬涼の冷たい声が、降る。




「好きって言わなきゃ。
キスしてって言わなきゃ。
キスしてあげないって言ってるだろ?
言えよ。
オレのこと、好きって。
キスしてって」




そっと目を開けた先。


綾瀬涼の綺麗な切れ長の目に、冷ややかな光がともる。




「言えよ」



綾瀬涼の、冷たく低い声に。



あたしを見つめる冷たい顔に。



あたしの中のスイッチが入る。








「す・・・好き・・・だよ?
涼・・・。
キ・・・・キスして?」



消え入りそうな声で言ったあたしに。