狼クン達のオリの中【完】

18番ホールを抜けた所。



木のベンチに腰を下ろす。



軽蔑・・・されたかな・・・。



でも、本当に見ていられなかったんだもん・・・。





徐々に低くなる太陽に、涙が落ちる。








「あーあ。
オレってそんなに、信用ない?」



近くで綾瀬涼の声がする。




「え?
あ・・・綾瀬涼・・・。
ゴルフ・・・終わったの?」



「終わったの?じゃねぇよ。
おまえ、逃げただろ」



綾瀬涼は、半開きの目で冷たく睨む。



「え?」



「オレのボールが池に落ちた所で。
逃げただろ」



下からなめるように、あたしを睨む。



「あ・・・。
ご・・・ごめん・・・。
心配で見ていられなくて・・・」