狼クン達のオリの中【完】

みんな『優さま~』って、びっくりするくらいの猫なで声で呼んでいる。


しかも綾瀬優は、高校3年生。


年上に呼び捨ては、まずいでしょ?



「呼び捨てなんてできません!!
優・・さんだって、由梨ちゃんって言うじゃないですか!」



「そお?
でも・・・。
俺・・・優って呼んでほしいな。
特に由梨ちゃんのような・・・」



そこで綾瀬優は、指であたしの顎を持ち上げ、こう囁いた。



「すぐに懐かない、腕をスルリと抜け出すような女の子にはね?」



って、綾瀬優!
言ってる意味、不明なんですけど!!!


あたしが、まゆをひそめると、綾瀬優は嬉しそうに微笑む。



「いいね、その顔。
反発されれば、されるほど、かわいがりたくなるね・・・」



って、変態か!!!