狼クン達のオリの中【完】

ダン!
ダン!!




空耳?




ダン!
ダン!!



地鳴りのような音と、体に感じる振動。




空耳・・・じゃない・・・。




その音に振り返る西園寺くんと。




「西園寺。
おまえ・・・。
今、自分がしてることがわかるか?」




静かに。



でも。

体中から怒りをみなぎらせた、綾瀬涼が。


鍵のかかったドアを蹴破り、立っていた。





息をのむ西園寺くんの前まで歩き、胸ぐらをつかんで立たせ、頬を殴る。




「男に。
何で、力があるかわかるか?」




殴りかかる西園寺くんをよけ、長い足で西園寺くんを蹴り飛ばす。





「好きな女を守るためにだよ。
こんなことのために使うものじゃない」