狼クン達のオリの中【完】

驚くあたしの前で、蘭ちゃんがキっと西園寺くんを睨んで言った。




「バラせば?
バラせばいいでしょう?」



「へぇ?
おまえ、退学になりたいの?」



「別に、どうだっていいわよ。
そんな事。
そんな事より、あたしは由梨ちゃんの方が大事なの。
やっと気づいたの。
裏切ってから、ずっとつらかった。
その痛みに比べれば、退学ぐらい・・・どうってことないわよ!!」





細くて小さい蘭ちゃんの、どこにそんな力があるのか。




その場にいた西園寺くんもあたしも、圧倒された。





退学になるかもしれないのに、あたしを選んだの?




あたしと友達に戻ることを選んだの?